知床岬トレッキング第4話「ヒグマとの遭遇」

 

どーも!

正道(@sunobobaka204)です!

知床岬トレッキング、1日目が終了しました。

岬まで半分の距離に着いた時は、「思ったよりもイケる」なんて思ってましたが、

いざ1日11時間も歩き続けてみると疲労がヤバい。

舗装されたコンクリートでも、重たいザックを背負って11時間歩くのも辛いだろう。

僕らは11時間も石浜や巨岩帯、崖や海の中を歩いてきたので、思ったより疲労が溜まってました。

 

奥に行くにつれ、ヒグマの糞が増えていく。ヒグマは近い。

ついに僕らはヒグマに遭遇します。

 

 

2日目の朝

 

1日目の夜は、1つのテントに大下と二人で入って眠った。

思ったより夜の気温が低いので、二人で寝たらマシだろうという考え。

これが大成功。1日目出発地点:相泊での野宿が考えられないくらい暖かった。

 

ー2018年8月13日 A.M5:00

2日目の朝。

実は4:30に目が覚めていたのだが、体が重くて二度寝。

 

…足音が聞こえる。

観光客の方々がやってきた。この番屋に船を止めてぞろぞろ歩いている。

「こんなとこで野宿!?」

「ヒグマに襲われないの!?」

「ひえー俺は無理だ」

テントの外からそんな声が聞こえる。

 

挨拶しよう。

テントから出ようとするが

グググ

 

ん?

体が重たい!

全身縛られてるみたいだ!!

 

昨日の筋肉痛や疲労感がドッときた。

「こりゃ起きれん」

そのまま1時間くらい横になって起床。

テントを撤収する。

テントから離れて置いたフードコンテナも無事だった。

・フードコンテナ

食料を入れておくコンテナ。匂いがするとヒグマがやって来る可能性がある。

危険のある食料やゴミをこのコンテナに入れて離れて置いておくことで、ヒグマがテントに来ないよう対策をする。

 

 

朝ごはんは飴。

食料がないってひもじい。まさか食料を忘れるなんて。

パスタと缶詰2つ。ドーナツ。飴。 これが僕らの食料だ。

 

さぁ今日は岬まで行くぞ

 

浜辺でさっきの観光客たちが釣りをしている。そういうツアーかな?

漁師が船で連れてきて、カラフトマスを釣りにくるツアーがあるらしい。

目の前に二本滝。男滝と女滝。

足の裏が痛い。

昨日一日中凸凹の地面を歩いてきたんだ。無理もない。

歩き出してみると、緊張しているのかアドレナリンみたいなものが出ているのか、朝の疲労感は感じない。

このまま歩こう。

目の前には、本日最初の難所が見えていた。

念仏岩

 

この滝を越えると

難所「念仏岩」が現れる。

しかしその前に海コースが現れた。

波は少しあるが、歩ける深さ。

こんな場所は資料になかったが・・・。

どういうことだ。

 

ガイドなんていないので、自分たちの目と感覚で道を探す。これが思ったよりも難しい。

 

海沿いを歩いていると、行き止まり。

これ以上は深いな。

…泳ぐか?いやPDFがない。危険だ。

「え?この先進めないのか?」

引き返す。

 

海沿いがダメなら・・・と、岩場を登ってみる。

しかしこの先は、かなりヤバい断崖で進めそうにない。

 

登った崖を降りる。

これが結構な高さで怖い。

 

道を戻ると、岩肌を登る獣道を発見した。

ここから登るのか!

何度も言うが、知床岬まで、決まった道はない。ルートは自分で決めないといけない。

またも僕は判断ミスで命を危険にさらした。

 

岩肌沿いにある獣道を登っていく。

岩肌を歩いて背丈くらいある草木を進む。

ロープが見えてきた。

ここからは垂直に滑る土を登る。

これが結構体力を使う。

 

登り切ると今度は降り。今日は晴れ。汗が額から流れる。

すごい景色だ。

大下が後ろからやってきた。

「念仏岩もなんとかクリアだ!」

とか思ったいたら、恐ろしい場所が現れた。

距離は短いが崖を垂直下降。

ロープを使って特殊部隊のように降りる。

 

「これ帰り登るんか・・・」

 

100mの崖!カブト岩

 

念仏岩をクリア。少し歩く。

次は最後の難所100mの崖「カブト岩」が待っているはず。

しかしまた道に迷って海沿いを歩いて危険な目に。

 

引き返して山を登る。

またもや獣道を発見。

ホンマに分かりにくい。

こちら側からは100mまで山登り。

ところどころヒグマの糞がある。

 

頂上に着いた。

ここからが問題の100mの崖だ。

岩ではなく、土なのが幸い。

滑りながら降りる。勢いがつきすぎたら、周りの草を掴んで減速する。

地面の岩が転がるので、大下とは距離を置いて降っていく。

 

半分以上降りてきたが、ここでも高い。

 

後から降りる俺は、大下に岩が転んでいかないよう注意する。

カブト岩を超えたら、赤岩ゾーンに突入。

ここはヒグマの出現率が高い。

 

ヒグマとの遭遇

 

岬を目の前に、歩いていく。

遠くに黒い何かが見える…。

もしかしてあれは…!

 

正道「うぉぉぉおおお!!大下!!ヒグマ!!!!」

大下「バカが。あれはゴミかなんかよ」

正道「なんだゴミか、紛らわしいゴミだなぁ!」

大下「…ん?動いた!!ヒグマじゃあぁあぁあああ!!!!」

 

あ、あれが、野生のヒグマ…!

遠目で見るとパンダみたいで可愛いな。

がっつり進行方向にいるので、通れない。

ちょっと待ってみる。

 

・・・動く気配がない。

 

待つことが面倒になった僕は、そのままヒグマへ向かって歩き始める。

ある程度近づいたら、ゆっくり、ゆっくりと山側へ歩き、僕らの横を通って行った。

 

これが、命を握られているという感覚か。

 

 

後ろに行ったヒグマが襲って来ないかチラ見しながら進む。

 

目の前にまたヒグマが現れた。

スマホのズームで見ると遠く感じるが、思ったよりも近い。

 

さっきの要領で行けるか?と近づいていく。

するとヒグマと目が合った

「や、ヤバい!」

コチラを見る自分よりも強い生き物。

このままヒグマが突進してくれば、僕らは無事ではない。

ヒグマは時速60キロで走る。逃げられない。

 

目が合って30秒か?そんなに経ってないか?

その間、ヒグマと繋がったような気がした。

僕にはもう、ヒグマから逃げるだけの体力はない。

僕は道を通りたいだけなんだ。

 

見つめあって数秒後、感覚が告げる。

「大丈夫だ。進め」

いける。コレは横を通って進めるぞ!

 

そんな思いが通じたのか、ヒグマは顔をそらし、岩の裏の何かを食べ始めた。

 

食事中のヒグマのすぐ横を通る。

距離は5mもないだろう。

僕は命をヒグマに預けた。

 

恐る恐る見続ける。

ヒグマは自分の餌を食べるのに必死だった。

 

あぁ、僕たちが思っているほどヒグマは恐ろしい動物ではないんだ。

見境もなく人間に飛びついて、食べてしまう生き物ではないんだ。

現に僕は、こんなに近くを歩いても何もされない。

僕らが必要以上に壁を作っているだけで、向こうはなんとも思っちゃいない。

 

何もしなければ、何もされない。

勝手に壁を作っていたのは、僕らの方だったんだ。

 

ヒグマの足跡が海岸にある。

目の前の草木にもヒグマがいた。

こいつは毛並みもいいな。

真っ黒で強そうだ。

 

 

知床岬

 

海岸に動物の頭蓋骨の骨を発見。

ヒグマが食べたものだろうか?

 

海岸から、横の山へ上がっていく。ここはもう、知床岬だ。

 

 

山を登ると、これまで歩いてきた道が一望できる。

奥に見えるカブト岩を見て、「よくあんな場所を越えたものだ」と自分でも驚く。

 

そして、目の前には水平線がどこまでも、どこまでも広がっている。

 

知床岬だ。

一面に広がる花々が美しい。まるで浄土のようじゃないか。

本当知床岬の道のりは人生の縮図のようだ。

長く苦しい石浜を歩き続け、所々の壁を乗り越え、最後にこの花畑。

 

俺は、今、生きている。

心臓の鼓動。息遣い。風の音、揺れる花、蜂の羽音、潮の香り。

ここには何もない。でもこんなにも生き物がいて、世界が広がっている。

 

う、美しい。

 

 

 

ついに知床岬に到着。

しかし、達成感よりも疲労感が強い。この後、出発地まで戻らなければならない。

過酷だった道のりを、再び歩く。

100mの崖:カブト岩の登り最中に現れるヒグマ。

常に緊張して歩いているため、疲労に気づきにくい。

そして最後の試練とばかりに雨雲がやってくる。

次回、そんな僕らに奇跡が起きる。

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
正道
名前:高橋正道(マサミチ)職業:学生&冒険者&ブロガー 自転車日本一周/無人島サバイバル生活/スケボー台湾一周/自転車NZ旅 →2018年8月、秘境:知床岬サバイバルに挑戦! アメーバブログでランキング1位を獲得し続けた「正道の日本一周ブログ」がブログ開設のキッカケ。この「正道ブログ」では主にアウトドア、学生生活、毎日3時間以上勉強していた恋愛についての記事を書いてます。 皆さんの毎日の楽しみになるようなブログを目指します! 最近はアフィリエイトなど、ブログでの収益アップも考えています。
合わせて読みたい