
どーも!
正道(@sunobobaka204)です!
日焼けが黒いじゃなくて、もはや赤いです。どうせなら黒くなりたい・・・。
ニュージーランドで9252km越しの再会を果たしたリュータローさん。
再会の夜にニュージーランドのビールとワインで乾杯。
異国の地で2人は語り合う。そして、僕はある決断をするのだった。
その男、リュータロー

ブログは3日目の夜からの続きです。
120km自転車で走りハミルトンに到着した僕。久しぶりの長距離走行、しかも40kg越えの自転車で体は満身創痍。
連絡があったリュータローさんとはハミルトンのスーパーで待ち合わせしていた。
リュータロー「正道くん!久しぶり!」
その声に振り向くよりも前に、”久しぶり”という言葉に違和感を感じた。
あれ、会ったことあるっけ?
振り向いた先にいた姿は、確かに見覚えがある。。。
実は、日本一周中に広島県で出会った人だったのだ。

(日本一周ブログより)
日本一周ブログの出会った人の名前の中にしっかりと「おりたさん」の文字が。これがリュータローさんである。
ちなみに同い年らしい。
でも旅であった人ってなぜか敬語になっちゃう。笑
そんなリュータローさんと再会し、今リュータローさんが泊まってるホステルに泊まらせていただけることになった。
なんか建物の中に入って座れるだけで感動した。

(ホステルにて。リュータローさん日焼けで黒い・・・笑)
リュータローさんは1年休学して、ドイツとニュージーランドでワーキングホリデーをしているらしい。
期間はあと1ヶ月なんだとか。
ワーホリをしていただけあって、英語が話せる!すごい!!!
宿の人たちとも話していました。羨ましい。俺も勉強頑張ろう。
ホステルのベッド。

ベッドとか最高ですやん。。。
これで変な男5人組に襲われることもないぞ。笑
晩飯はピザ。1枚3ドルくらい(240円くらい)安い!!

リュータローさんにご馳走してもらいました。ありがとうございます。
さらにビールとクッキー!!!

もうね、ビールがうまいんだ!!!!
今まで飲んだビールで1、2を争ううまさ。
ビール自体が美味しいというか、体に沁みる感じ。
ワインも開けて最高な夜になった。
リュータローさんとせっかく会ったのだが、旅について相談した。
一人旅が面白くないこと。これから見る景色や人に全く興味がないことを。
リュータローさんは今の生活がすごく楽しいらしく、それが羨ましかった。
僕は何で楽しくないんだろう?何で興味がなくなったんだろう?
その土地で働き文化に触れ、休みで旅をしてその国をみる。ワーホリはいい時間の使い方かもしれない。
結局日が変わる直前まで話し込んで、ベッドで倒れるように寝た。
答え
自転車ニュージーランド一周、4日目の朝がやって来た。
もちろん僕はベッドで爆睡。
起きたらなんとリュータローさんがそばを作ってくれた。
アジアンショップで買ったんだとか。・・・そんな店があるんだ。
このそばも美味しかった。
日本を出て5日しか経ってないが、旅の1日は本当に長く感じる。
5日間は本当に、1ヶ月くらいの感覚なのだ。だから昨日のビールも、今日のそばも、本当に久しぶりな感覚だった。
それにしても、朝ごはん作ってくれるリュータローさんの女子力。笑
チェックアウトを済まし、少し2人で歩く。
これからリュータローさんは北に行くそうだ。
絵も描き始めたり、とってもエネルギッシュな人だった。
お互い次に会うのが楽しみだ!
そういえば、歩いてる途中に豆がなる木があった。ナンジャコリャ。

これからヒッチハイクするリュータローさんとお別れ。
色々お世話になりました!

そして僕は1人自転車で走り出す。
しかし目的地は決まっていない。
次の街、ロトルアを目指すか、旅を終えるか選択しなければならない。
リュータローさんに会って、今まさに旅に輝くリュータローさんをみて、話して、自分の頭がだいぶ整理された。
旅をやめよう
一人旅は終わりにしよう。自転車旅も終わりにしよう。
自転車日本一周と同じだった。
場所は違うし、文化も人も違う。でも、やってることは同じ。
毎日汗流して自転車で走って、自分と向き合って、自分を越えて、人と出会って話して価値観が広がって・・・。
319日間の日本一周と同じ壁にぶつかって、同じ壁を乗り越える。そんな日々。
日本一周から出発からもうすぐ3年。
僕は何も成長していなかった。
あの時輝いていた自分を追いかけ、「旅に出れば輝ける」「旅が最も僕を表現できる場所」と、すがるように旅に出ていた。
実際、約3年ぶりに、自転車一人旅に出て心の底から感じた。「もう旅は終わったのだ」と。
3年前と同じことを繰り返している自分に悔しさが込み上げた。
あの319日間の日本一周で、僕の旅は終わっていたのだ。
僕は決心した。
ニュージーランドに来て初めてだ。こんなに清々しい気持ちになったのは。
さようなら。正道
昨日ここまで走って来た道を帰り始める。

ふと、走った道を振り返りたくなった。今ならまだやめれる。旅を続けることができる。
この振り返りで、旅をやめた自分の決意が試される。その決意が本当かどうかがここに出る。

振り返った先に見えた道。何も心は動かない。もう、後ろに道はないんだ。
この後ろ道に、今までの自分いる気がして、そこに立ってるような気がした。
”卒業後は自転車で世界一周一人旅する!!!”
”人生、ずっと1人で冒険するのもありだなぁ。”
そんなことを考えていた自分。
正道といえば、旅人。その正道が、振り返った道に立ってるような気がして。
さようなら、正道。
旅を続けていたら見ていたであろう景色。

人。

またこれらに出会うときがきたら、今度は大切な友人と、家族と、恋人と見に来よう。
「人生はどう生きたかではなく、誰と生きたか」
という、どこかで聞いた言葉が頭をよぎる。
別に僕は旅をやめるわけじゃない。でも1人旅は、もうやめる。
旅じゃなくて挑戦は続けると思う。以前やってた無人島サバイバル生活みたいな。
この辺の詳しい気持ちはまたブログで書きます。
答えを出した僕は、日本に帰国するべく走り出す。
その時のペダルはNZに来て一番軽かった。
長くなって来たので、この続き(4日目昼以降)はまた、次の記事で!
ではまた!